【1日目】 ※初日講義は会場であるウィリング横浜にて講義を聴講して頂く予定です。
◇講義 「TEACCHプログラムの紹介と解説」「自閉症の学習スタイル」
「構造化された指導」 講師:宇野 洋太 氏(ZOOM)
講義 「評価」「自立課題」 講師: 中山 清司氏
協力家族による「ペアレンツトーク」
初日は自閉症の特性の理解から始まり、実践を行うためにまず評価が大切であるということを確認し、翌日から実習で使う「構造化」の理論を学びます。またモデルの自閉症児・者の家族から、本人の生い立ちやそれぞれの自閉症をめぐる考えなどをお話しいただき、家族との連携のあり方を考えます。
【2日目】 ※2日め〜5日めは会場にて、基本的にグループごとの受講になります。
◎実習は「自立課題」「構造化」:自閉症の特性に合わせてわかりやすく支援して教えていくという考え方の中で、彼らの自立を促すことを学びます。
◇講義は翌日の実習内容である「生活場面の構造化」 講師:中村 公昭 氏
【3日目】
◎実習は「生活スキル」:構造化の支援を彼らの日常生活にどのように応用するかがテーマになって、日常場面へ移行させていくことを学びます。
◇講義は翌日の実習内容である「コミュニケーション」 講師:中山 清司 氏
【4日目】
◎実習は「コミュニケーション」:自閉症の人がいかに周囲の人とやりとりをすることに困難を感じているか、そして、いかにそこを支援していくかについて学びます。
◇講義は翌日の実習内容である「余暇と社会的活動」 講師:安倍 陽子 氏
【5日目】
◎実習は「余暇と社会的活動」:自閉症の人たちの人生を豊かにする余暇について学び、生活を楽しむということについて考えます。
◇講義「明日の構造化のために」 講師:中山 清司 氏
そして最終講義は、自閉症の特性についてもう一度深く考え、現場で向かい合っている一人ひとりの自閉症の方に合わせた構造化をどのように準備するかを学びます。
このように自閉症をさまざまな角度から徹底的に考える、密度の濃い5日間となります。
<実習の形態>
トレーニーの方々は6人で一組のグループになり、毎日変わる課題や自分に与えられるさまざまな役割をこなしながら、チームワークを発揮して仕事をすることを学びます。
※基本的な感染対策に配慮しながら開催いたします。
時に協力し、時に意見を戦わせながら、自閉症の人たちを観察し、そこから仮説を立て、実践し、さらにその結果からまた組み立てて実践していきます。自閉症の人たちを中心に試行錯誤していただく毎日と、そこで出会った仲間の存在は、トレーニングセミナーを終えて現場に戻ってからの、トレーニーの方々の実践への貴重な手応えを提供するものになると信じています。
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